高台の農業用浅井戸の本堀りをしてきました。


この様に、高台になってまして両脇には川が流れてる・沢になってるところです。通常であれば、深く掘らないと水脈は難しいだろというシチュエーションです(^-^;

前回に地質調査をしているので、打込む深さはばっちりのはずでしたが・・・地下水の水位が高すぎるため塩ビ管が入っていかない。例えるなら、お風呂の中で土や粘土で形を作ろうとしても崩れますよね。それと同じで穴を開けても中の土や石が崩れるため厚みがあって抵抗のある塩ビ管は打込むのに、思うように入っていきませんでした。今回は間に合いませんでしたが、塩ビ管用矢尻のオリジナル制作しようと思います。
今回は仕方なく単管パイプに矢尻を溶接して打ち直ししました。結果は、帯水層であろう場所に合わせて水を入れて確認しましたが、思うような水の引きを確認できず。少しづつ深さを変えましたが、結果はかわらず。帯水層・水は確認出来るのですが、水量は乏しいようです。この様な場合は、堀込井戸での対処ぐらいしかないのが現状です。

先ほど、地下水の水位が高いとお話ししました。この画像を見てください。雨が降らなくても変わらずこの状態だそうです。井戸管を入れても直ぐ目の前に水位のトップが来ます。おそらく切り開いて畑にしたので、かなり掘り下げているのだと思われます。掘り下げたギリギリの所が地下水の水位なんでしょうね。画像左の層になっている部分はお判りになるでしょうか?その部分は天候関係なく、絶えず濡れている状態です。水は絶えずゆっくり少しづつ流れているのでしょう。
今回の浅井戸は思った成果はありませんでしたが、施主様とは、この最後の画像の地下水を利用できる方法を考えて行く方向に舵取り変更していこうということになりました。どうしても粘土層なので、水が茶色に濁ります。ろ過しながら・水を貯める量もを増やして・・・面白いアイデアを考えてみます。また、サクランボのビニール広げで忙しくなるので、施主様からも急がないから落ち着いてからとお言葉を頂いたので、甘えさせて頂きます<m(__)m>